みなさんは、お子さんや、まわりの人間関係でコミュニケーションをとる中で、
「オウム返しをしてくる」「会話にならない」と感じることはありませんか?

 

会話というのは、言葉のキャッチボールであるとよく例えられます。

言葉のキャッチボールをスムーズに行えるようになるには、幼少期から少しずつ言葉を
覚えて、言葉の意味を理解するという基本的な知識を付けることから始まります。

言葉の知識を付けて「話す」ことができるようになると、次の段階として、
相手の言葉を聞いて相手の伝えたい事が何かを考えたり相手の身振りや表情を読む力
成長と共に身に付けていくことで、ただ「話す」だけでなく「会話」として成り立たせる
ことが出来るようになります。

しかし、これらを学び吸収していく幼児期に、言葉の表現と理解の発達が遅れるといった
発達の異常がみられることがあるのですが、その場合のお子さんは、言葉を「話す」ことが
出来ても、それを自分以外の他者との間で「会話」として上手に使うことができません。

 

例えば、お母さんやお父さんに話しかけられても、聞かれたことや言われたことを
そのまま、もしくは一部を復唱するオウム返しがみられたりします。

このケースでは、簡単な会話であれば可能であると考えられる言葉の知識量や
年齢であるにも関わらず、受け答えが成り立たない点が目立ちます。
このオウム返しは、言葉のキャッチボールに必要であると先に述べた
相手の言葉を聴いて相手の伝えたい事を考える力」が不足している状態です。

掛けられた言葉の意味や質問されているのだということ、答えを求められている状態で
あるということなどを理解できていない為にオウム返しが起こると考えられます。

その他、ひとりごとが多かったり、場面に関係なく喋ったりという様子もみられます。
場面に関係なく喋るというのは、その場の状況ではふさわしくないと一般的に判断
されるタイミングで自由に言葉を発する状態です。
これは「相手の身振りや表情を読む力」の不足であるといえるでしょう。

 

ここまでに例に挙げたものは、自閉症で見受けられることの多い状態であり、
対人関係でのコミュニケーション能力が乏しいことが特徴です。

お子さんの異変に気付いたときには、お母さんたちにとっても、不安をそのままにするより、
専門家にご相談されることで不安を軽減することが大切です。

お子さんにとってコミュニケーション能力は、学校生活にも影響が出るということを
考えてあげる必要がありますから、少しでも早く専門機関で改善に有効な方法を見付け、
取り組まれることをおすすめします。

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