人は、常に何かをこなしながら生きています。
一見、特別何かに取り組んでいないように見えても、睡眠や食事も「こなしている事」に
含まれます。このように日常の当たり前の行動として溶け込んでいるものも、
実はたくさんある行動の中から選び実行しているものなのです。

 

先程例に挙げた睡眠や食事は、人間の本能的な欲求に従って優先されています。
しかし、生きていく上では自分の欲求以外のことをしないという生き方は出来ません。

学生であれば宿題、大人になると家事や仕事。
めんどくさいと感じる事でも、やらなければならない場面がたくさんあります。

この時、課題を要領よくこなして済ませていくことが出来る人と、
いつまでも手を付けずに先延ばしにすることで期限を守れなかったり、
やらなければいけない事が溜まっていく人がいます。

 

この、物事を先延ばしにする癖は大人にも子どもにも見られます。
言い方を変えると、大人になってこういった癖がある方は子どもの頃からあります。
また、子どもの頃にこの癖があると大人になってもそのままである可能性が高いです。

 

これらの方々に共通しているのは、時間の管理が苦手であるということです。
また、やるべきことの優先順位がうまく付けられないといった特徴も重なり、
「いつまでに」という期限から逆算して何から取り組むべきかを考えて
計画的に行動することが苦手です。

例えば、夜に宿題に取組み終わらせないといけない状況があるとすると、
宿題をしなければという考えは持っていますが、ついゲームやテレビに興味の矛先が向き、
宿題を後回しにしてそちらに取り掛かってしまいます。

このように、興味・関心のあることを優先してしまうことに加え、嫌な事や得意でない事に
向き合う機会を遠ざけることを繰り返す為、やらなければならない事になかなか手がつきません。

 

これらの内容は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の先延ばし傾向と呼ばれるものにあたります。

原因としては集中力・注意力が持続しないことが影響しているとされており、対処法として
脳内神経伝達物質のなかにある集中力・注意力を向上させるノルアドレナリンの分泌を促すなど
脳の働きをより良くする習慣を持つことがおすすめです。

 

注意欠陥・多動性障害(ADHD)のご相談について

発達障害の対策トレーニング