子育てでは、あらゆる場面で、子どもに何かを伝えなければいけない時があります。

・何か危ないことをしているときにその行動を止めさせたい。
・集団行動に参加させたい。

状況に応じて色々な伝えたい事がうまれると思いますが、そんな時に多いのは
「ダメだよと言ってるのにやめない」「同じことを何度も叱っているのにやる」という声。

 

みなさんは、お子さんのこういった様子に頭を抱えていませんか?
お母さんだけでなく、保育園や幼稚園の先生方も同じように悩むことがあるようです。

語尾を強めたり、何度も同じことを言い聞かせてみてもなかなか上手くいかないのなら、
その方法はお子さんに合っていないという可能性を考えてみる、別の視点が必要です。

言っても聞かないと言われる子ども達について、要因と考えられるものはいくつか存在します。
それぞれの要因に対して、効果的な関わり方の工夫を考えてみましょう。

 

まずひとつは、
①子どもの注意の矛先が、話し掛けている人とは別のところへ向いている

興味・関心が何かに集中して向けられており、他からの情報を拾い辛くなっている状態です。

これは、自分のやりたいことを抑えることが苦手な場合によくみられる傾向であり、
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状としてもこのような状態が当てはまります。

このような注意が別の場所に向いていることが原因の場合であれば、何か、注目をこちらへ
向けさせるきっかけを作る工夫で、ようやく聴ける姿勢が整うことがあります。

 

次に、
②耳から入ってくる情報や言葉の理解力の発達が未成熟である可能性

聴力に問題はないが、耳から入ってきた情報を、処理し理解することが難しい状態です。
また、言語の理解が周囲の子より遅い学習障害(LD)の場合も、言葉での説明では、
こちらの意図が十分に伝わりきらないことがあります。

これらが原因になっている場合は、言葉で言い聞かせようとするよりも、視覚的に理解を
促すことで、その子にとってグンと頭に入りやすくなったりします。

 

言っても聞かないには【言う事を聞いて】という意味合いが含まれていると思いますが、
【言う事を聞いて】は従わせることを強要するものであってはなりません。
こちらの伝えたいことを、子ども達に理解してもらえるようにすることを目的とします。

①と②からも、言っても聞かないといわれる子ども達には、叱り方より伝え方が大切なのです。

叱ってばかりいる自分が嫌だなと感じているお母さんも、そのままひとりで抱えておくと
自分の子育ては間違っているのかもしれない等と不安が膨らんでしまうかもしれません。

カウンセリングではお子さんの状態のみでなく、お母さん自身の心のケアも大切に考えています。

 

また、注意欠陥・多動性障害(ADHD)には、集中力や注意力を向上させるノルアドレナリンの
分泌不足、学習障害(LD)には意欲や学習機能を高めるドーパミンの分泌不足が関係しています。

行動は脳を通して表れることから、分泌不足の神経伝達物質が増えれば行動の変化を
期待できます。分泌を促すには、意識的に脳を使う習慣をつけることが望ましいです。

 

発達障害の対策トレーニング

脳の働きを活性化させるIMトレーニング

 

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