広汎性発達障害(PDD)とは、対人的な相互反応の障害、社会性の障害、
言語・非言語によるコミュニケーションの障害、想像力の障害と
それに基づく行動の障害などが特徴として挙げられています。

精神科医は上記のような特徴を踏まえて広汎性発達障害として診断している
わけですが、自分の子供が発達障害で病院にかかっているという方は、
同じような特徴をもとに自閉症スペクトラムだと診断を受けている場合も
あるかもしれません。

その理由は、

精神障害の診断と統計の手引き(DSM)という精神障害を診断する際の
ガイドラインともいえるべきものがあり、2013年に発表されたDSM5で
広汎性発達障害も自閉症スペクトラムの中に加えられたのですが、

世界保健機関が定めたICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類 第10版)では、
自閉症スペクトラムとほぼ同じ内容のものを広汎性発達障害として明記している為です。

 

病院で、広汎性発達障害と診断されても、自閉症スペクトラムと言われても、
その診断についての具体的な根拠を専門医から聴いておくことをおすすめします。

発達障害も心の病も、大切なのは診断名ではなく、診断の根拠とその解決方法や
対処法なのです。

発達障害は専門家の間でも病名として診断することが難しいものなのですが、
大切なのは、発達障害を抱えた方、そして家族が発達障害であるという方が、
その人個人の特徴を正しく理解して接していく事だと感じます。

病名がその特徴への理解を妨げるものになってはいけなくて、病名が何であっても、
その人に出来ることや出来ないこと、そして出来るようになる可能性があるところと
出来ないことを受け入れていく必要があるところを、本人も周囲の人も理解して
生活していくことが大切なのです。

発達障害の対策トレーニング