アスペルガー症候群の人は、ある特定の分野に非常に強い興味を示し、
そちらに向ける意識の集中度合いが高いという特徴があります。

また、コミュニケーションにも特徴があり、他人の感情や表情を
読むことは得意ではありません。

 

本来、相手の問い掛けに対し、相手から感じ取る空気感等からその場に
合わせた言動を選ぶことで、コミュニケーションを円滑に成り立たせる
ことができるのですが、アスペルガー症候群の方の場合、思ったままの
素直な返答をしてしまう傾向があります。

そのため、コミュニケーションに関してうまくいかない事が多く、
空気が読めない人だという印象を持たれやすいのです。

広汎性発達障害・自閉症の一種であるとも言われているのですが、
アスペルガー症候群には知的障害はなく、子供の場合は集団の中にいても、
親や教員がその子がアスペルガー症候群であると気付かない事もあります。

そのため、大人になるまで自分がアスペルガー症候群だということを
認識しないままで生活してきた人も少なくありません。

実際、大人になり社会に出てから他人とのコミュニケーションに違和感を感じ、
そこではじめて病院へ行き診断結果で知る事になるというケースはよく耳にします。

 

アスペルガー症候群は、興味やコミュニケーションに特異性があるために、
周囲の人と馴染みにくかったり、子育てにおいても親が戸惑うケースがあるため、
子供の場合は、その子の特異的な特徴をどう肯定して接してあげるかという事が
テーマになります。

カウンセリングには、アスペルガー症候群の方も来られます。
しかし、ご本人が気付いておられない場合も多く、うつや人間関係の悩み、
問題行動の改善などの相談の背景にアスペルガー症候群が要因となっている
ということが多いです。

また、子育ての相談に来られた方のお話をよく聴いていると、そのお子さんに
アスペルガー症候群の特徴を感じられることが時折あります。その際にも、
ケースに応じたアドバイスを行なうようにしております。

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