こんにちは。AXIAの蔵野です。

今回のタイトルのように、「電車に乗れない」という話を
耳にする事はありませんか?

これは「車に酔うから乗れない」だとか「ジェットコースターは怖くて乗れない」
…等の乗れないとは少し違います。

電車に乗れないという方は多くの場合、電車に乗車したあと次の駅に
着くまでの閉鎖的空間に対し不安感を抱いています。

なんともない人間からすれば、どういうことだろう?と感じるでしょう。

 

その不安感は突然襲ってくるのですが、その不安が激しい動悸や発作を誘発します。

この発作をパニック発作といいます。
パニック発作はパニック障害の症状なのですが、この発作を経験した方は
その際「このまま死んでしまうかもしれない」といった恐怖を覚えます。
すると、その後の生活でも「いつまたあの発作に襲われるかわからない」と
身構え、常にその“いつか”を意識して過ごすようになります。
その”いつか”に対しての不安を予期不安といいます。

つまり、電車に乗れないのは、電車に乗っている時の閉ざされた閉鎖空間の中で
もし発作が起きた場合に逃げられない・助けてもらえない、といった恐怖感を
持つからです。
想定できる恐怖を避ける為、意識的に閉鎖空間になる場所を好まなくなり、
次第に電車や飛行機など、自分の自由なタイミングで外に逃げられないものに
乗れなくなります。

このパニック発作はたいへん苦しく、先にも述べたように「このまま
死んでしまうかもしれない」と思うほどの恐怖を与えるのですが、
医学的な観点からいうとこのパニック発作で死に至る事はまずありません。

なぜなら、パニック発作は心臓や呼吸器に問題があるせいで起こる発作ではなく、
脳の神経伝達物質がアンバランスになってしまうことで、交感神経を刺激する
ノルアドレナリンが過剰に放出されてしまう為に起こる発作だからです。
脳の誤作動だと考えてもらえると、簡単かもしれません。

 

パニック発作は大抵10分~長くても30分以内で治まります。
もしパニック発作で毎度死の恐怖を感じている方は、この記事を読んだ事をきっかけに
「大丈夫なんだ」と、安心して頂ければと思います。
身近にパニック発作が起きて苦しんでいる方を知っている方は、上記のような事を
頭の片隅にでも知識として置いておいて頂いて、もしもの時に居合わせた際には
「本当に大丈夫だから。落ち着いて息を吸って」と、声を掛けてあげて下さい。

あと、紙袋のようなものがあれば、それを口に当てて、自分の吐いた息を吸うようにし、
発作で乱れた呼吸を整えるようにするといいですよ。

今回の記事に書いたような電車に乗れない・動悸・発作などに心当たりがある場合は、
パニック障害の症状である可能性が考えられます。
薬だけで改善していないような気がする方は、一度カウンセリングを検討されてみて下さい。
このようにパニック発作が起こるパニック障害のそもそもの原因には、ストレスといった
心の問題に影響を受けている部分があります。内側からのアプローチで心の整理をすることで
改善の糸口を見つけ具体的に改善を目指しましょう。

パニック障害のご相談について

パニック障害の改善方法